ページ:1(1件表示) / タグ一覧へ
深海で、私は何かを吸い込んだ。 それが何だったのかは、もうわからない。 理解しようとする思考は形を失い、 時間も身体も、輪郭を曖昧にしていく。 空腹がないことに気づいたのは、 ずっと後になってからだった。 満たされてもいない。 ただ、欠けていない。 私は、自分が変わりつつあることを、 事実として受け取る。 それが何を意味するのかを、 確かめる必要すら、もう感じていなかった。