あらすじ
霊魂、怪異、穢れ、呪い、気、など、普通ならば見えざる類いのモノを瞳に写すことができる少■、新矢志輝は、半年前から奇妙なある一つの夢を度々見るようになっていた。
しかし最近、ソレを見る頻度が増え、それに呼応するようにして、自身の『異能』も強まっていくことに直感的に気づいてしまう。『異常性』を抱える自身にますます『普通の生』を見出だせなくなっていた新矢は、無意識にあらゆるものから目を背けてしまうようになっていた。
そんな彼にある日、自称天才霊媒師の一風変わったクラスメイト土御門有雪が、オカルト研究部のイベントに誘ってきた。
特になにかが変わるわけでもない。
ただ、『普通の生』の実感を得るために、『あたりまえ』を嗤うために。
―――――――――暗闇に刃を突き立てる。
名状しがたき怪異と、確かな『異常』を持つ少■、新矢志輝とその仲間達が織り成す人間讃歌。
底無き『異常』との戦(ころしあ)い―――――――――
―――――――――歪で慈しい新伝奇、ここに開幕。