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かつて、若手で有能な外務官僚として佐伯 匠(たくみ)は、国家の将来を左右する職責に誇りを持って邁進していた。しかし、ある機密案件を巡る問題に巻き込まれ、志半ばで職を辞することになる。 傷心の匠は故郷のA市へ戻り、地方公務員として街おこしに携わりながら、静かなスローライフを送っていた。 丙午を迎えた厳冬の一月、雪深い朝。忘れかけていた世界からの呼び声のように、匠のスマホが突然鳴る。 その瞬間から、激動する世界情勢に再び巻き込まれていく日々が始まった。