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相性の悪い人と出会ってしまうと、それがなんであれなかなかに困るもの。暇庭がかつて悩み、30歳を過ぎてからようやく身につけた、嫌いな人に対する対処法のお話。
派遣社員の佐知子は、十八階にある「業務支援室」で働いている。 仕事は、何かあった時のための待機。しかし、電話は鳴らず、業務が発生することもほとんどない。 何もしないまま時間だけが流れ、身体だけが静かに摩耗していく一日。 オフィス、昼休憩、帰路——その繰り返しの中で、佐知子は「働くこと」と「生きている感覚」の輪郭を、曖昧なまま抱え続けている。