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なんて嬉しいことだろう。自分が今、ここに生きていると言うだけで、こんなにも他人に喜んでもらえるなんて!まさか、このような瞬間が自分の人生に訪れようとは!
目が覚めると、私は星月夜の下にいた。そこにいたのは「おくりびと」だった。一人孤独に、死んだ者を弔ってゆくその存在に、私は幸せを願うようになる。それが誰なのか知らないのに。それがどんなものかも知らないのに。その本当の姿も知らないのに。私達は、なぜそんな存在の幸せを願ってやまないのか。なぜそんな存在が頭から離れないのか。胸を動かすのか。それが、幻想だとしても。