あらすじ
交渉が失敗すれば「あなたのせい」。
物資が届かなければ「あなたの管理ミス」。
――何でも人のせいにする婚約者令嬢ソフィアの一言で、私は少しずつ居場所を失っていった。
友人も、上司も、ついには王子までが彼女の言葉を信じる。
反論しても意味はない。だってこの世界では、“言ったもの勝ち”だから。
だから私は、何も言わなかった。
ただ、全部記録した。
命令書、議事録、承認印。
誰が決めて、誰が指示して、誰が責任を負うべきか――全部。
そして、私が切り捨てられそうになったその日。
私は“事実”だけを並べた。
その結果、全ての責任は彼女に返ることになる。
……そしてなぜか、その一部始終を見ていた冷血宰相に目をつけられました。