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ラーナント王宮の印房で、焦がすと陰口を叩かれた宮廷蝋印師ラシェル・アルファーラ。新興伯爵クレーヌ家の婚約者ジェロムに「使用人同然」と嘲られ、婚約破棄を告げる夜会に道具一式で呼び出される。新紋章の認定式のためだ。だがラシェルの目には、クレーヌ家の紋章に決定的な偽装が見えていた――。 蝋の温度と圧で嘘を見抜く職人と、彼女が押した印を全て抽斗に仕舞ってきた第二王子セドリック・ラーナントの物語。