あらすじ
高校生の妹は、放っておけば誰かの恋を拾って帰ってくる“恋愛体質”。
大学生の兄・誠は、そのたびに運転手として呼び出され――なぜか毎回、他人の恋の修羅場に巻き込まれる。
進まない恋。
止められない恋。
言えない恋。
兄自身は恋に冷めている……つもりだった。
だが、別れや告白や涙の場面に立ち会わされるうちに、ふと思ってしまう。
“本当の恋って、いったい何なんだろう”
“他人の恋を見ているだけで、理解なんてできるのか”
恋から目を背ける兄は”恋”を理解する事が出来るのか。
恋の現場は好きじゃない。
でも、恋の舞台にはなぜか立たされる。
これは、恋人でも第三者でもない――
ただの 「エキストラ」 にすぎない兄が、
誰より近い距離で“恋”を見てしまう物語。