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常に穏やかで、誰にでも優しく、向けられた好意を拒まない清廉潔白な勇者イオリ。王女は召喚された彼に恋をする。 その様子を見ていた固有スキル“能力無効化”を持つ王宮魔導士ニナ。ニナが勇者に触れた瞬間、彼の口調が変わる。それは、誰にでも優しい勇者ではなく、ぶっきらぼうで不器用な、ひとりの青年の声だった。 一方、同時に召喚された“完全催眠”の能力者は「勇者様だって、好かれたら応えるしかねぇんだろ?」と嗤う。 王女の恋と、勇者の契約と、そしてニナの前でだけ零れる本音が交差する。 これは、選ばされる勇者が、初めて自分の意志で、ひとりの少女を選ぶ物語。