あらすじ
音無凪の望みはひとつ。静かに生きたい。
大学に来て、授業を受けて、飯を食って、帰る。そういう四年間を夢見ていた。
夢は入学式の当日に終わった。
幼馴染の速水空が同じ大学に入学してきた。
空は毎日「好きだよ、凪」と言う。入学式の朝、挨拶代わりにリアネイキッドチョークをかけてくる。式典会場では席を奪ってとなりに座る。部紹介の会場では空手部の上級生を三合で沈める。
全部「当然じゃない?」でやってのける女だ。
凪だけが彼女を止められる。
そのせいで「最凶の調教師」などと呼ばれている。心外だ。幼馴染の面倒を見ているだけだ。
静かに生きたい。その一点だけを、ずっと願っているのに。
「静かな大学生活」を求める地味な男と、最強の幼馴染のドタバタ話。