ページ:287(2件表示) / タグ一覧へ
神殿の大賢者志望の少年「マシィ・ライルラック」はひょんな事から大賢者の助手となった。大賢者とは世界を救った女神の御使いと称され、神殿よりも上位の存在とされている人物なのだが……人里離れた山に籠って碌に神殿にも顔を出さない。しかも大賢者の、らしからぬ行動の数々にマシィは振り回される日々を送る。 ある日、大賢者は瀕死の獣人の少女「フォル」を拾ってきて保護をする事になった。獣人は神殿の敵、忌むべき存在、なのに大賢者は庇った挙句、弟子にまでしてしまいマシィは困惑する。 獣人に対する世間の風当たりは強い、だが権威や影響力を持つはずの大賢者は何もいようとしない。その代わりにマシィが奔走する羽目になるのだが、やがて世界が変わってゆく。 この物語は賢者を目指す少年マシィと、獣人少女フォルの2人の視点で展開します。
守ると誓った相手が、倒さなければならない“神”になったとしたら――? かつては仲間だった。 ユウイとウィンターは、共に鍛え、紅茶を飲みながら笑い合い、王国の平和を夢見ていた。 だが、その日常は突然崩れ去る。ウィンターが王国を裏切り、そして“それ”へと至ったからだ――死者の生命力を操る、血の魔へと。 崩壊寸前のアルキヤ王国。 人類最後の希望として、ユウイは立ち上がる。 命そのものから生まれる神聖な力を手に、彼女はウィンターとの最終決戦に挑む。 だが、彼を倒すということは、ただ力で打ち勝つことではない。 かつて“親友”と呼んだ少年の、歪んだ思想そのものを否定することを意味していた。 血の雨が空から降り注ぎ、世界が崩壊へと傾く中―― ユウイは、あの日、静かなバルコニーで彼が投げかけた問いに向き合う。 「善とは何か。悪とは何か。」 その答えは――すべてを失う代償になるかもしれない。