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天才画家の素質を持った少年。秀才画家の素養を持った少女。 そうして、どちらにもなれなかった凡才を名乗る美術教師。 二人だけに許された特別美術部、活動場所は屋上。 二つの才能は移り変わる空の色を、それぞれの目で真っ直ぐ描き続ける。 描けども描けども欠けている穴を、少しずつ埋めていくように。 これは、不器用な画家達が描く一枚の物語。
この世界は、魔法や武術といった汎用的な技術の他に持って生まれるスキルという完全な才能に依存した能力が存在する。 そのため、スキルをもつ人間はスキルの有用性に関わらず天才と評価される。 また、基礎的能力値である攻撃力や防御力、火属性、水属性など何かしらに突出した長所がある存在も天才の一種として評価される。 俺にはその全てがない。 基礎的能力値はレベル1からレベルが上がるごとに上昇するが、能力値は全体的に上昇するため、どれかの能力値が上昇するといったバランスの変動は起きない。 つまり、凡才は永遠に凡才。 天才は生まれたときから天才なのだ。 そんな俺でも科学的に基づいた習慣化の力で、人類史上初のレベルカンストに至った。 圧倒的なレベルで才能という理不尽を払い除ける俺のゴリ押し物語。