あらすじ
この王国では貴賤上下の差別なく、皆が宝石を持って生まれる。宝石にはそれぞれに魔力が籠もっており、その人の魔力の強さや属性を示す指標となる。
しかし、伯爵令嬢ターシャは宝石を持たずして生まれた。宝石を持たないということは、それ即ち魔力を持っていないということ。そのためにターシャは無能と蔑まれ、家族から冷遇されていた。
だが、ある日侯爵との結婚が決まり、ターシャは淡い期待を抱くようになる。しかし、その期待は容易く裏切られ、ターシャは夫からも愛されることはないのだと諦めるようになる。
諦めて過ごしていたある日、夫の部屋からうめき声が聞こえてきて……