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「鏡花水月謎解帖」第3作。 寺子屋を切り盛りする水絵のもとに、ある日ふたつの相談が持ち込まれる。 ひとつは、寺で預かっている“身元不明の怪我人”のこと。 もうひとつは、千代から打ち明けられた、花吉の不可解な行動だった。 調べを進めるうちに浮かび上がってくるのは、人気歌舞伎役者・月之丞の失踪騒ぎ。 神隠しか、駆け落ちか、それとも――。 浅葱屋の板前と、寺にいる怪我人。 ふたりの影は、やがてひとつの謎へとつながっていく。 舞台の上と、江戸の裏路地。 光のあたる場所と、その裏に落ちる影。 水絵は、言葉に隠された“ある思い”を読み解くことができるのか。 「江戸の月影」、開幕。
寺子屋連作「鏡花水月謎解帖」第2作。 中山道沿いの眞性寺の寺子屋。 そこに貼り出された一枚の判じ物が、静かな朝を騒がせる。 描かれているのは地蔵の絵。 添えられた言葉をたどれば、謎は解ける――はずだった。 だが、水絵の胸にはなぜか拭えぬ違和感が残る。 算法の師匠・賢木鏡之介とともに解き明かすその先にあるものとは――。 小さな謎の裏に、思いがけぬ縁がひそむ。