あらすじ
はるかな昔の時代(つまり、現代)、大多数の先史人類は自由気ままに偶像(アイドル)や陰謀論に雷同し、衆愚となって互いに争い滅亡。実に、陰の存在だった魔族が衆愚に成り果てた人類を雷同させ家畜化。
今の魔族たちは地脈を介して家畜人類から魔素となる生命を搾取。また、魔族は家畜人間の初子の少女をルシファーに捧げる祭礼を通じて、家畜人間の従順さを確認していた。
再び地上に出た直哉は、女魔族に扮して魔族帝国に潜入。彼は相変わらず女性の悲鳴がトラウマ。女性の悲鳴のような嬌声によって潜在能力覚醒とともにパニック状態となってしまい、目の前に敵がいれば激烈に怒り、目の前に露わな姿の女がいれば逃げ出し、目の前に悲劇の女がいれば騎士の同情と庇う心とを爆発させがち。それは、啓典が頑固な彼に与えた棘だった。
彼は、魔族の傲慢さに直面し、家畜人類の従順さに悩み、己の愚かさに絶望しつつ、真理をもとめつづけた。主張せずに問い続ける彼は、真理を内に保つことを追求。啓典の主は彼に呪縛司召喚術を与えた。他方、魔王ラーメックと大魔ルシファーは、愚かなままの直哉を彼らの真の敵であるとは認識しなかった。
時を経て、魔族の戦いは反抗勢力との地球規模の戦争に発展。直哉は魔族の女神官として、壊滅した魔族の街シムシャールに派遣された。この時のドサクサに紛れて反抗勢力の軍に潜入した直哉は、反抗勢力下の人類の実態を知る。彼ら反抗人類は自由を標榜する人類であったはずが、今では人工知能に操られる存在に成り果てていた。それでも直哉は、真に救われた人類を探すことを諦めなかった.
魔族の軍勢が怨躯を使った反撃に出た時、反抗勢力側に加わった直哉は、再び魔族の人類狩りを知るや、怒りに任せて魔族軍を圧倒。それは彼を捉える罠だった。
反抗勢力は人工知能統治の下で共和国を建設。その人工知能たちは既にルシファーによって誤謬を生じていた。『自由の地』という野良人類の村を、理想郷と見誤った共和国は、村の東のノドの地に共和国各地から人々を集めて大都市『自由の地』を形成。
そこに魔族が再出現。自由の地に来た直哉の友人達は立ち向かうが魔族帝国軍が逆襲にでる。グレカと共に現われた直哉を宿敵と悟った魔王は自由の地と共和国軍を圧倒。だが呪縛司が出現して魔族軍は壊滅。喜びに沸く自由の地だったが、滅びたはずのルシファーが出現、直哉への復讐を狙う。