あらすじ
辺境の村で生まれたレイン・ヴァルディアは、チートスキルも転生特典も持たない「普通の勇者」だった。
それでも血の滲むような努力と仲間への信頼だけで、邪竜を斬り、魔王を滅ぼし、世界を救った。
「賢者の雫」を飲んで不老となった彼は、500年の歳月をかけて大陸を統一。人間、亜人、エルフ、ドワーフ——全ての種族が認める「永遠王」として君臨していた。
そんなある日——
【宿主情報を検出。逆襲システム起動】
【初心者クエスト:クロード・レイサスを打倒してください】
「……お前、来るのが500年遅いぞ」
システムが提示した「宿敵」は、500年前に魔物に食われて死んだ村のいじめっ子。
初心者ギフトパックの中身は、レベル1~10向けの銅の剣とポーション。
俺はレベル999で、神器級の聖剣を持っているんだが?
しかもシステムは「500年前の時間を基準にしろ」と言い張る始末。
史上最強の永遠王が、ポンコツ逆襲システムに振り回されながら、故郷で起きている不穏な事件に巻き込まれていく——
これは、逆襲する必要のない男に届いた、500年遅れの逆襲システムの物語。