あらすじ
「そうか、国政に口を出せば全員まとめて呼び出せるな!!!」
約300年の平和を誇るドラグステラ王国。
その第五王子、パンタレオンには悩みがあった。
好みの男が多すぎる。
そしてもれなく全員忙しい。
お近づきになりたいが所詮自分は第五王子……そう恨めしく思っていた時期もあったが、いや待てよ。逆を言えば俺王族じゃん?
五番目とはいえ王族じゃん???
「あいつもこいつも俺の物にしたい。そもそも公務で忙しいなら、その公務自体を俺が作ればいいのでは?」
そう閃いたパンタレオンは今まで、なんだこれ、と思っていた頭の中の別の世界の知識を「男たちを一本釣りするためのエサ」として乱獲を始める。
意中の騎士を近くに置きたい為、新しい兵装(技術革新)の開発会議を。
意中の官僚と二人きりになりたい為、国益(経済改革)についての会議時間を。
意中の司祭と常に顔を合わせたい為、大規模な区画整理(都市開発)事業を。
パンタレオンの「下心」が赴くまま不必要な国家プロジェクトを立ち上げる度、新しい知識や技術の風が吹く。
そしてそれはパンタレオンにとって良い方向へ……
「殿下!これほどの事業を進められる程、この国をお想いだったのですね……!」
「まあ国というか、民も国の一つなればそうなるな、ハハ」
本人は至って真面目にハーレム形成(公務)に勤しんでいるつもりだが、世界はそれを「世紀の英雄」と呼んだ―――――
不純な動機1000%で突き進む!私欲まみれの異世界内政アップデートコメディ!