あらすじ
宮本陽菜、25歳の会社員。
気が付けば――かつて遊んだ乙女ゲームの世界に入り込んでいた。
しかも自分はヒロインの一人「ラシアレス」。
だが彼女は恋愛よりも、人類を救う「神子」としての役目を優先し、シナリオに従う気はなかった。
さらに異常はそれだけではない。
他の六人のヒロインたちもまた、「別人」が中に入った存在だったのだ。
乙女ゲームを知らない男。
原作を知る者。
恋愛に走る者。神を拒む者――。
バラバラな価値観を持つ「異物」たちによって、本来の物語は崩壊していく。
そんな中、陽菜はある一人と手を組むことになる。
――オレと組まないか?
それは、本来のメインヒロインの身体を持つ少女――
その中にいる「男」だった。
衰退した世界を救うための選択と、本来あってはならない想い。
神子としての役目か。
それとも、自分の心か。
歪められた運命の中で、陽菜が選ぶ未来とは――。
これは、乙女ゲームに混入した「異物」たちが紡ぐ、コメディとシリアスが交錯する群像劇――
そして、世界の運命と未来を導く物語。