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失われた信仰を調べるため、山奥の村を訪れた大学生。 村では、誰も理由を語らないまま、白い布が風に揺れていた。 その布を抱く少女との出会いが、彼の時間をゆっくりと変えていく。 沈黙の村に、白の残響だけが残っていた。 そして白布の奥で、いまも呼吸する“何か”。 ――それは、ひとつの命をめぐる祈りの記録。
「いろはにほへと、ちりぬるを……」 白衣の巫女・篠が紡ぐ命語りは、奥山の闇に灯る祈りの灯。 奥山に現れた山伏が耳にしたのは、とある若僧の祈り記録―― 慈悲の臨界を越え、魂の深淵に触れしその語りは 救済の扉を開き得るや否や。