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「イレーヌ! 貴様のような尊き血を持たぬ女との婚姻など、この僕には相応しくない! よって、婚約を破棄し、僕はエレナを選ぶ!!」 商家の娘、イレーヌはそんな言葉と共に伯爵令息のロマンから婚約破棄を一方的に告げられた。 確かに彼女は平民の出で、成り上がりで貴族位を得た家系だ。 だが、それなら彼女にだって言い分がある。 「では、貴方が我が家から持ち出した数々の品、全てお返し願いましょう!!」 平民相手だと侮ったロマンと隣によりそう令嬢から、ドレスの糸一本に至るまで、全てを取り返す女傑の話である。