あらすじ
正しいことをしたのに、僕はクラスで一人になった。
放課後の校庭。逃げるように過ごす毎日。
それでも、幼なじみのせいかだけは、ずっと隣にいてくれた。
――その日、彼女は光に包まれて消えた。
手を伸ばした瞬間、僕も異世界へと引きずり込まれる。
そこは“裁判のための世界”。
行動し、選び、生きた記録をもとに、天国か地獄かが決められる場所だった。
本来、僕は帰れるはずだった。
けれど――
「せいかが残るなら、僕も残る」
逃げてばかりだった僕は、はじめて“逃げない”ことを選ぶ。
猫たちが暮らす村。
人間を拒絶する世界。
そして、試される“生き方”。
これは、孤立した少年が、もう一度自分を取り戻す物語。