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王城の大広間で、子爵令嬢イルゼは王太子から公然と婚約を破棄された。 隣に立つ男爵令嬢の涙を信じ、「涙も流せない女は王太子妃に相応しくない」と切り捨てられたのだ。 だが王命による調査で、事態は反転する。 告発の証拠とされた手紙は改竄され、告発された時間、イルゼは別の場所で正式な会談に出席していたことが記録で証明された。 涙を武器にした女は全てを失い、感情で選んだ王太子はその資格を削られる。 裁定の場で、最初からイルゼを疑わなかった伯爵が告げる。 「あなたが幸せになれる別の場所が必要だ」