あらすじ
十七歳の箱入り娘ロレッタ・リンデは窮屈な身の上に限界を覚えソルニア共和国を飛び出し、アルバライエン王国へと移住した。新居に選んだのは美しい森に囲まれた“プリューセンの亡霊館”。十六年前、とある貴族の策謀によっていくつもの命が奪われた場所だ。
そこでロレッタは幼い亡霊ヨハンと出会い、打ち解け共に暮らしていく中で、惨劇の舞台裏――隠蔽されていた重大な事実を知ってしまう。
絡み合った因縁の糸を手探りでたどっていくロレッタは、さまざまな人の過去と傷に触れる。幸せとはなにか。産まれ生きて死んでゆく片道限りの旅でなにを得て、なにを残していくのか。
これは臆面もなく愛を謳い、夢見るために紡がれた、けして語り継がれることのないおとぎ話。
※Nolaノベルにも投稿しています。
※不定期更新中。残酷描写および流血描写は予告なく入ります。