あらすじ
「何でこんなことにも、税金が取られるんだよ!!!」
西暦204X年----。
財政難が危惧されたこの国では、「特殊徴税新法」が制定された。
国の発展を妨げる「行為・行動」が課税対象となり、「特殊新税」として強制徴収される。
数年前では当たり前だった国民の様々な行動に、容赦無く税金がかけられる世の中なのだ。
その項目は「右折税」「AI披露税」「誇大発信税」「Fラン大学税」など多岐に渡り、人々の閉塞感は募る一方。
財務省国税庁の徴収部に、従来の徴収課とは異なる「特殊徴収課」が設置された。
そして各地の国税局に「特殊強制徴収班」が配備される。
そこに所属する「特殊強制徴収官(トクチョー)」たちは、街に出ては監視し、
人々の行動に発生する「特殊新税」を徴収していくのである。
この物語は、あらゆる行動に税金がかけられる近未来での、ある地方国税局の若き特殊強制徴収官たちの活躍と、納税者の葛藤と抵抗を描く物語である----。
【主要キャラクター】
●A-0055(通称:ゴゴ)
国税局 特殊徴収課 特殊強制徴収班 主任。
特殊強制徴収官。
跳ねっ返りの茶髪に、赤がかったサングラスが特徴的な28歳。
特殊新税の取り立てになると、容赦なく淡々と強制徴収する。
2年前からこの地方国税局に所属。財務省の別部署からの出向と聞くが……。
なぜかバゲットが大好きで目がない。
●E-0015(通称:イチゴ)
国税局 特殊徴収課 特殊強制徴収班 特殊強制徴収官。
ミディアムヘアで優しい表情の22歳。この地方出身。
配属されたばかりの新人だが、仕事は淡々とこなす。
容赦ない先輩のA-0055とは対象的に、納税者の心に寄り添える。
仕事はこなしながらも、特殊新税の意義には少し疑問も覚えている。