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部活をやめて放課後の居場所を失った高校二年生・相川宙は、帰り道の遠回りの途中で、路地裏の小さな碁会所「十九路」に引き寄せられる。そこに集うのは、口の悪い同級生・千堂柊、仕事帰りのOL・水島玲、商店街の本屋店主・早瀬修也、そして頑固な店主・葛原源三。 勝ち負けよりも石を置く時間を大切にする彼らとの対局を重ねるうち、宙は忘れていた「本気で何かを好きになる」感覚を少しずつ取り戻していく。 だが、再開発の話で商店街と碁会所の存続が危うくなり――。 高校生・大人・老人が、最後の碁会所を舞台にそれぞれの“第二の青春”を打ち直す、静かであたたかな青春群像劇。