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夜行列車で出会った、互いを知らない若者たち。 目的も、立場も、価値観も違う彼らは、 それぞれの事情を抱えながら、ひとつの夜を共に過ごすことになる。 皮肉屋の少女、無愛想な護衛、 無邪気な令嬢、短気な男、 冷静な現実主義者と、能天気なムードメーカー。 そして、どこか時間から取り残された静かな少年。 これは、大人になる手前で立ち止まった彼らが、 失くしたものと、まだ見ぬ未来に触れるための物語。 ――あの夜が、すべての始まりだった。
ある詩人はこう遺した。 『寝台特急は闇を駆け抜け、都市の光の海を進んでいく』 日本で唯一定期運行されている寝台特急に乗った少年は、何を見て、何を感じるのだろうか。