ページ:1(2件表示) / タグ一覧へ
子供の頃、祖母から「なくしものが、見つかるおまじない」を教わる。それはやかんの取っ手に、てぬぐい・八巻どちらかを結び、お願いする、というもの。 見つかったら、必ずお礼を言って結び目をほどく。見つかるまでは、結んだままでやかんを使用する。 子供の頃はそれで何度も失くしたものが、見つかった。 しかし、祖母が他界し、そのおまじないをすっかり忘れてしまう。 ある日、大切なものを失くしてしまう。途方に暮れる中、ふと祖母の言葉を思い出し、久しぶりに手ぬぐいを結び、手を合わせて、やかんにおねがいする。 翌日思いもよらない場所から失くしものが見つかる。 台所に戻りやかんに向かってお礼を言い、結び目をほどく。 祖母が教えてくれた本当の意味はもしかして・・・・と、感じる。
雨に煙る街に佇む亮太。 失くしものに涙する美咲。 雨宿りする二人の物語。