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朝食の時間だけが、夫と話せる唯一の機会だった。 息子の異変を伝えても、夫は時計を気にするばかりで、会話はすぐに終わる。 やがて息子は理由を語らないまま喧嘩を起こし、泣き、 教会で描いた「家族の絵」には、決定的な違和感が残されていた。 問い詰めることも、責めることもせず、 母は一つの答えを選ぶ。 それは、夫を切り捨てることではなく、 息子の未来を守るための、静かな決断だった。