あらすじ
創刊によせて
STREET PHANTOM 編集長 ジン(神崎 仁)
クルマは移動の道具じゃない。
そんなこと、このページを開いた時点でわかってると思う。だから説明はいらない。
ただ言わせてほしいのは、今の国内チューニングシーンがちょっと窮屈になってきたんじゃないかってこと。規制は増える、旧車は値上がる、「速い」より「映える」が先に来る空気がどこかにある。
それでも、夜のガレージでひたすらセッティングデータと格闘してる奴がいる。筑波のコンマ1秒のために3ヶ月足を組み直す奴がいる。ドリフト競技で食っていくためにスポンサーも補助金もなしで車両を作り続けてる奴がいる。
そういう連中の話が、ちゃんと載る雑誌が欲しかった。
デモカーのカタログでも、パーツの通販サイトでもなく、「コイツはなんでそこまでやるのか」を掘り下げる雑誌が。
『STREET PHANTOM』……。略して『ストファン』はそれをやる。
特集、インタビュー、ショップ取材――全部、現場に行って書く。数字は正確に、でも人間の話は熱く。ガチ勢には刺さる内容で、でも読み物としても面白い。そういうバランスで作っていく。
幽霊みたいに気配を消して、でも確かにそこにいる。
それがこの雑誌の目指すところだ。
よろしく頼む。