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時は中国、宋の時代。十四歳、成長著しい年頃の蔡葵千(さい きせん)は、官僚になるため、超難関の国家試験である科挙の合格を目指して日々勉強に努める学生。 家は貧しく、父母共に下級農民であり、税の取り立てに作物の不作に、暮らしは不安定だった。父母は苦悩に満ちた貧農を脱する夢を、一人息子である葵千に託したのだった。 時の帝王・趙光義の政治は、文治主義という武力を軽んずるものであり、外敵の侵攻に晒される宋の安寧は常に危うさを孕んでいた。 苦学生である葵千は、孝を尽くすべく立身出世を志し、この波乱に富んだ時代の渦にみずから飛び込んでいく。出会い、別れ。成功、失敗……人生の諸相が、彼の前にめくるめく現れる。 これは、宋代中国を生きる一人の青年の成長を描いた物語である。 ※本作は歴史物風ファンタジーとなっておりますので、ディテールが史実と異なる場合があるかと思われますが、何卒ご了承願います。
祖国宋を憂う岳飛は、ある日軍神である関羽の祠を修復する。 その夜、枕元に現れた関羽は 「我が義弟張飛を討ち果たせば、望む力を与えよう」 と答えた。 だが張飛は強く、岳飛は敗れてしまう。 そこで岳飛は、知恵者と名高い李孝娥に相談に向かった。 「私に策がございます。お任せ下さい」 李孝娥はそう答えると、単身張飛のもとへ向かった。 はたして李孝娥の策とは