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富山の田舎町で暮らす中学生・香椎ねむ。 生まれつき声帯を持たない彼女は、孤独な静寂の中で生きていた。 しかし彼女には、指先で言葉を紡ぐ特別な力――手話があった。 ある日、ねむが出会ったのは、山奥の不思議な学園に通う少年少女たち。 容姿端麗、多才、そしてなぜか全員が「手話」を使いこなす彼らは、ねむを軽やかに“こちらの世界”へと連れ出す。 「障害」が「最強の武器」に変わるとき、止まっていた少女の日常が動き出す。 爽やかな感動と、少しの不思議が交差する、新感覚の青春の物語。
高岡伏木高校ハンドボール部の香椎葵。声を出せない妹・ねむを守ることが、彼の生きる理由だ。病院の白い天井も、夜のモニター音も、まだ喉の奥に引っかかったまま。そんな葵の前に現れるのは、無邪気で距離感ゼロな同級生・鮎野楓。ファミレスの騒動、配膳ロボの“未来”、夏の北陸の湿った風、二台の自転車――守る覚悟と笑いが交差する、熱くてちょっと切ない青春譚。