あらすじ
恋愛小説『アルティナの真珠』の【悪役聖女】に転生した主人公 シルティナ・エメ・アルフォース。
そんな彼女に待ち受けるものは、溺愛でも、真実の愛でもない。シルティナの純真さに魅入られ狂った男達によって【原作】の始まるまでの十余年の月日が彼女を侵(おか)していく。
本来溺愛されるはずのヒロインは不遇の環境の中狂った男達の駒として扱われ悲惨な末路を辿り、転生者である悪役令嬢はシルティナを殺さんと画策する。
ある事をきっかけに呪縛から解かれ、再開した唯一の人と穏やかな暮らしを送るシルティナもいつぞやの過去の因縁がしがらみ出す。
死にたい【悪役聖女】、愛されたい【ヒロイン】、生き残りたい【悪役令嬢(前世持ち)】。三人の思惑が交差する中、たった一つの小説から始まった物語が遂に結末へと辿り着く。
果たして最後に嗤うのは誰か。愛とは何か。手放すことか、縛り付けることか、はたまた委ねることか。その全てが織りなす時、【真実の愛】を手にするだろう。