あらすじ
武門の名門レインフォード公爵家の令嬢エウラリアは、見捨てられそうな人を見ると放っておけない。
学園で孤立した令嬢を庇い、
平民の少女を拾って公爵家で雇い、
問題児扱いされた生徒にまで手を差し伸べる。
けれど、本人はただ助けているだけのつもりでも、周囲はそう受け取ってくれなかった。
令嬢を庇えば派閥形成と噂され、 平民を雇えば人材囲い込みと警戒され、 剣まで使えるせいで、何をしても「武門レインフォードの意志」と深読みされてしまうのだ。
これは、何も企んでいない無自覚天然人たらし公爵令嬢が、拾った人たちに慕われ、支えられ、いつの間にか大きな輪の中心になっていく学園勘違い成り上がり譚。
本人だけは首を傾げる。
「わたくし、ただ放っておけなかっただけですのに……」