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赦されたいわけじゃない。ただ、もう一度——友達でいたかった。 十七歳の夏、彼は“親友”を殺した。 事故だったのか、故意だったのか——誰も知らない。 以来、少年は幻の友と会話し続けている。 校舎の影、帰り道、夜のベランダ。 その声だけが、彼を赦しも罰しもしない。 けれど秋風が吹いた日、幻がふと問う。 「なあ、そろそろ終わりにしようか」 友情の形を見失った少年が、ようやく“別れ”と向き合うまでの物語。
引退した宮廷魔術師に育てられた魔法使いのマーヤー。 彼女の得意とするのは、幻を使う術。 仲間と何度かの冒険を経て実戦の経験を積んだ彼女だが、師の死去に臨み、今までの人生との決別を決意し、1人旅立つ。 目的は、習い覚えた魔法を捨てて静かに暮らせる居場所を見つけることと、記憶の中にある身知らぬ邦の謎を解くこと。 だが、マーヤーを巡って起きる事件は、マーヤーに魔法使いとしての覚悟を促し、マーヤーも魔法使いとしての自分を自覚する。 やめようとしたはずの冒険にいくつも立ち向かい、新たな仲間とも巡り会い、居場所を求めるマーヤーの旅は続く。