あらすじ
長年放置され、取り壊しが決まった廃屋の小屋。
見積もりのために中を訪れた男は、そこで一冊の古い日記帳を見つける。
それは、かつてその小屋を秘密基地にしていた少年のものだった。
日記には、壮絶ないじめの記録が克明に綴られていた。
そして読み進めるうち、ページの途中から、明らかに別人の筆跡による“返事”が書き込まれていることに気づく。
《こんにちは。あなたのことを助けてあげる。》
名乗るのは、この廃屋に住み着く“悪魔”。
少年は救いを求め、その言葉に従っていくが――。
やがて廃屋の解体中、床下から人骨が見つかる。
静かな怪談のようでいて、すべてが人間だけでも成立する、心理ホラー。