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世界と世界のあいだにある町――境界町〈はざままち〉。 そこは、急がなくていい場所だった。 元勇者、役目を終えた者、行き場を失った者。 物語の途中で立ち止まった人たちが、なぜか辿り着く町で、 一軒の小さな茶屋が今日も静かに開いている。 茶を淹れるだけの店主と、名を名乗らない客たち。 誰も急かさず、誰も導かない。 それでも、いつか誰かは自分の足で歩き出す―― これは「立ち止まってもいい」と肯定する、 静かで優しいスローライフファンタジー。