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此岸と彼岸の境界線でその戸建てのちょっとしたビルがポツンと立っていた。 くるぶしくらいの水が張っていて向こうは見えない遥か彼方までの水平線が光っている、何も気にすることなく前へ前へと水面を作っていく。 自動ドアの先、そこには死後相談所というこじんまりした看板が立っていた。 死んだ人の死後、地獄行きか天国行きかそれとも他か転生か、紙の上に指を乗せその人達は私達の背中を押す。 ここは個人経営の死後人生相談所『ワタツミ』 ありがとうは要りません、これは御死後とですから。 それでは、逝ってらっしゃい。