あらすじ
侯爵令嬢カナリア・フローレスは、幼少期から婚約者アーヴィン王子の理不尽な仕打ちに耐え続けていた。
突き飛ばされ、置き去りにされ、ヘビをプレゼントされても、彼女は微笑みを絶やさず、誰にでも優しく振る舞う天使のような存在だった。
学園生活でも、課題や雑務を丁寧にこなし、周囲の生徒たちからは「微笑みの侯爵令嬢」と称賛される。
一方のアーヴィンは授業をサボり、雑務を押し付け、他の女子と浮ついた行動を繰り返す──。
しかしある日、アーヴィンの悪巧みにより、幼馴染の魔法使い志望エリアスが危険な目に遭う。
カナリアの怒りはついに頂点に達し、静かで凛とした決意が動き出す――。