ページ:1(2件表示) / タグ一覧へ
藤堂怜央は、日々少しずつ記憶を失う少女・早瀬美奈と出会う。 笑いあう日常、交わすささやかな言葉――しかし彼女の記憶は確実に消えていく。 怜央はそのすべてを覚えておくことを決意する。 消えていく記憶の中で生まれる、優しさと痛み。 そして最後の春、たとえ君が忘れても―― 僕の中で、君は生き続ける。
小学生の頃、家に帰るために歩いていた“森の道”。 薄暗く、どこかひんやりしていて、子どもたちの間には奇妙な噂があった。 ――転んだら最後。 その場で“あること”をしないと連れていかれる。 そんな噂を半分信じ、半分笑っていたある日、 私はその道で転んでしまう。 夕暮れの森で起きたことを、 私は今でも忘れられない。 静かに沁みる、少し怖くて優しい怪談。