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「あの雲のいったいどこまでが、まじりけのない白なのだろう」 窓の外に広がる入道雲を眺め、本物の所在を問い続ける高校二年生の詩(うた)。 姉のクロッキー帳、旧校舎で拾った不思議なビー玉、そして夢の中で出会った「高校生の頃の姉」。 過去の約束に縛られ、自分の色を失っていた彼女が、父の言葉と親友の存在を通して「自分の絵」を描き出すまでの物語。
不器用で、誰かを愛することすらどこか他人事のように感じていた男。 そんな彼の世界は、小さな命との出会いによって、静かに変わり始める。 触れ方もわからない、抱き方もぎこちない。 それでも確かに、心は少しずつ動いていく。 これは、何も持っていなかった男が、 ひとつの命と向き合いながら「父親」になっていく記録。