あらすじ
私は、さっき読んだばかりの
ハーレム系主人公小説の世界に転生してしまった。
……すごくない?
高校で主人公と出会って、
まだ最後まで読んでもいない物語が、
どう展開していくのかをこの目で見られるなんて。
絶対、楽しいに決まってる。
右手に隠された《黒竜の炎》――
まあ、私が勝手にそう呼んでいるだけだけど――
それを使って、あのやんちゃなヒロインたちを
主人公が攻略するのを手伝えばいい。
そう考えるだけで、胸が高鳴った。
きっと、すべてうまくいくはず――
。
。
。
……どうして、こんなことになった?
私は……何をしてしまったの……
近づかないで。
来ないで。
ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい……
私は、自分のしたことを後悔している。
お願い……
どうか……それを、明かさないで……