あらすじ
これは正義の物語ではない。これは、“視野を広げる”ための物語だ。」
人に視えない”怪異”を祓う者──霊媒師。
政府により選ばれ、命を削りながら人と社会を守る彼らは、いつしか歪んだ正義の象徴となっていた。
新米霊媒師・**百鬼 春(なぎり はる)**は、「役立たずは生きている意味がない」という価値観のまま、その世界に足を踏み入れる。
彼を迎えたのは、どこか壊れたエリート霊媒師・**九十九 紫季(つくも しき)**率いる問題児だらけの班だった。
しかし彼らの前に現れる”怪異”は、人の心の闇──いじめ、同調圧力、容姿差別、承認欲求、家庭の崩壊、情報社会の暴力……
現代社会が抱える矛盾や歪みを、“祓う”だけでは終わらせられない。
これは、「怪異」よりも恐ろしい“人間”の物語。
それでも春は、問い続ける。
「正義って、なんですか?」