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ある晩、月が赤く染まった。 その夜を境に、人々は「夢」を失った。夢を見た者は死ぬ。 だから誰も眠らない。眠れない。 少年ユウと、少女ミサキは、夢を殺すために互いを抱きしめる。 夢の底に沈むたび、世界の境界は溶け、現実と幻想が混ざり合っていく。 “夢を見ること”が罪になる世界で、彼らは最後の夢を見ようとする。 赤い月が照らすのは、希望ではなく、滅びの光。 終わりゆく世界で、二人が選んだ「愛」は、祈りか、それとも死のかたちか。