あらすじ
『助けてあげようか?』
守下芹奈は、この声を聞いた後、不思議な現象が起こった。上り坂なのに、自転車のペダルが軽くなり、自転車を漕ぐのが楽になったのだ。
しかし、この後、交差点で交通事故に遭い、死んでしまう。
彼女が目覚めると、そこは雲の上の別世界だった。
運命の糸工場で、キャラクターの濃い運命の三女神と天界で雑誌を書いているヘルメス、そして、人間に【風の力】を貸した罪で、囚われた風の精霊シルフ。
本来人間に力を与えてはいけないのに、芹奈に力を与えてしまったシルフ。罰として、芹奈の魂と命の契約をしなさいと、風の大精霊からの命令があったのだ。
芹奈がシルフと命の契約をするということは、「芹奈」の魂のまま、今世を生きていかなければならない。
『契約をしなければ、シルフをタルタロスへ送る』と言われ、可哀想に思った芹奈は、シルフと『命の契約』をしてしまう。
芹奈は『命の契約』をした。風の精霊は、中級精霊に昇格。小さな精霊は、いきなりミントグリーンの綺麗な髪、空色の瞳がとても魅力的な少年へと進化した。
そしてこの精霊と芹奈は知らず知らずに、【名付けの契約】まで交わしてしまう。
芹奈はシルフを「シルフリード」と名付けると、【名付けの契約】が発動。魂と精神が繋がり、気持ちが同化していくように……。
ただし、芹奈が死ぬと、シルフリードも消滅してしまう。そんなリスクもあったのだ。だからどの精霊も【名付けの契約】をしたからない。
芹奈と契約したことで、シルフリードは、これまで知らなかった人間の感情を体感するようになり、「怒り」「寂しさ」「痛み」「愛される喜び」を知る。
転生して、3年後。魔力暴走、家庭内不和、悪魔襲撃、精霊界のトラブルなどが、セレーナ(芹奈)の身に襲いかかる!
トラウマに悩み、苦しみながらも、心を共有した風の精霊シルフリードと共に試練を乗り越える。
孤独を越えた芹菜とシルフリードの物語