あらすじ
はづる~きせきのとくいてん~
妖怪、化物、異形。総称して、人ならざるモノ。そう呼ばれる存在がいた。これは人の理から外れた彼の者達と、縁が交わった者達の、唯一無二の軌跡。数多の運命から外れた、仕組まれた奇跡の物語である。
時は現代。複数の特異点が生まれた。特異点の一つである少年、社旭(やしろあさひ)。彼は生まれ育った山間の小さな町を離れ、都会の高校へ進学する。漠然とした探しものを求めて。そして出会うのだ。生涯忘れぬ、不滅の絆を紡ぐ者達と。
ある者は孤独だった。人ならざるモノが見えてしまう、引き寄せてしまう体質によって。
ある者は苛烈だった。誰よりも強く、誰よりも圧倒的な輝きを持っているがゆえに。
ある者は寛容だった。受け継ぐ業の果てに、全てを受け入れてしまえたから。
そして、社旭は純粋だった。乞われた幼き日のまま、真っすぐ突き進む心を持っていた。