あらすじ
戦闘力ゼロ。
それだけの理由で、俺は帝国から追放された。
この世界では、強さは数値で評価される。
役に立たない者に、居場所はない。
……はずだった。
追放先で出会ったのは、
帝国と戦い続ける魔王軍、
評価に縛られた兵士たち、
そして「戦わない選択」を知らない人々。
俺にできることは、剣を振ることでも、
命令を出すことでもない。
ただ――話を聞き、選ばせるだけ。
それなのに、気づけば戦争は止まり、
魔王軍も帝国も、俺を無視できなくなっていた。
だが、評価を壊した先には、
新たな混乱と分断が待っている。
これは、
「評価されない人間」が世界の歪みを暴き、
それでも答えを出さない物語。
戦闘力ゼロの追放者が、
人徳だけで世界の前提を揺るがす、
静かな成り上がりファンタジー。