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夜会の中心で、王太子フリードリヒから一方的に婚約解消を告げられた侯爵令嬢イザベル。だが彼女は涙も見せず、皮肉と微笑でその場を去る。 「選び直すなら最後尾へ」――そう言い残した直後、彼女の前に現れたのは沈黙の公爵マティアスだった。 彼は追わず、奪わず、ただ隣を差し出す。 静かな選択はやがて王城を揺らし、取り戻せない現実を王太子へ突きつける。 戻る場所はもうない。 彼女はすでに、並んでいるのだから。