あらすじ
長い間、僕は学校の“お気に入りの標的”だった。
殴られ、嘲られ、踏みにじられ……
男にも女にも。
みんなにとって、僕はただの「玩具」だった。
だがある夜——
ひとりで帰っていた僕は、路地裏で瀕死の男を見つけた。
助けを呼ぼうとした瞬間、
その男は僕の腕をつかみ、
何かを注射した。
T-32。
その薬が体に流れ込んだ瞬間、
身体が燃え、
頭の奥で何かが壊れた。
翌日、僕は気づいた。
——人を操れるようになっていた。
教師も。
いじめっ子も。
これまで僕を見ようともしなかった連中さえも。
僕はこの力を望んだわけじゃない。
けれど、一度手に入れたからには——
もう二度と、僕だけが苦しむつもりはない。
ここから始まるのは、僕の新しい人生。
誰ひとり、僕に逆らえない世界で。