あらすじ
『お前たちが〈現実〉を信じられると言うのなら、その先にある絶望への、足掻き方を教えてくれ』
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数年前、「神の奇跡」により全ての人間が能力を与えられた。
主人公、「蓮界 悠真」の能力は『残響』
人の感情や記憶を『波』として読み取り、その記憶を脳内にメモリできる「レコード」の様な力。
健全で、真っ当な環境で生きてきた悠真は、傲慢にも「人を助けたい」という理想を抱いてしまう。
復讐により200人を虐殺した少女が求めたのは、清廉な主人公の手による「救済の死」。
だが、悠真はその「罪」を半分奪い、「贖罪の果ての死」という残酷な誓いを交わす。
進めば進むほどに汚されていく倫理と尊厳。
悠真の「理想」は、その全てを受け止め足掻かせる。
そして、人々が「神」と呼んだ存在の本性は、崇高な偶像か、身勝手な怪物か。
〈現実〉を〈理想〉に塗り替えていく
エゴイズム・ダークファンタジー 開幕