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王宮の奥、地図にも載らない場所に“厨房”がある。 そこで働くのは、平民出身の王宮魔術師リリー。 彼女の魔術は、剣でも詠唱でもない。 ――料理だ。 結界の欠片、使われなかった祝福、腐りかけた祈り。 世界に生じた“異変”を食材として調理し、 誰かに食べさせることで、世界を少しずつ正常に戻していく。 治すより、食べる。 排除するより、きちんと終わらせる。 これは、料理で世界を救う魔術師と、 彼女の厨房を訪れる人々の物語。